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2024.06.12

健康のおはなし

高血圧の基準が変わったの ご存知でしたか??

今年の4月に健診での高血圧の基準が変わりました。

今までは140/90mmHg以上(診察室血圧)を高血圧としていましたが、4月からは収縮期血圧160以上/拡張期血圧100mmHg以上が要治療となり、140~159/90~99は要観察・生活習慣改善と変更になりました。

※他に合併症をお持ちの場合は該当しません。

 

□そもそも血圧とは

血液が血管の内側の壁を押す力→血圧

心臓が血液を全身に送り出すときに血管内に生じる圧力であり、健康状態を把握する上で重要な指標の一つです。

血圧を決める要素には心拍出量(血流量)、末梢血管抵抗(血流に対する血管の抵抗圧力)、血液量があります。

血圧が増すと血管内皮に損傷を与え、これが血管壁の炎症や血栓の形成、動脈硬化などを引き起こします。これは心臓病,脳卒中,認知症,腎臓病の原因となります。           血圧の管理はこれらの病気の予防になります。

 

□なぜ高血圧になるの?

主な原因には遺伝、偏った食生活(塩分の過剰摂取など)、肥満、運動不足、アルコールの過剰、ストレス、喫煙などがあります。

また、高齢者の高血圧で最も多い原因は加齢に伴う「末梢血管抵抗の増加」です。加齢とともに動脈硬化などにより毛細血管が狭くなることから、末梢まで血液を行き届かせる為に血圧は高くなります。

 

 

□動脈硬化の予防

○オメガ3脂肪酸

炎症を抑え血流を改善し、動脈硬化を予防します。特に心血管系の健康を保つために重要です。

食品: サバ、サーモン、イワシなどの青魚、アマニ油、クルミ

 

○ビタミンC

コラーゲンの生成を助け血管の弾力性を維持し抗酸化作用により血管の損傷を防ぎます。

食品: 柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ)イチゴキウイ、ブロッコリー

 

○ポリフェノール

抗酸化作用があり、血管の健康を守ります。血圧を下げ、血流を改善する効果もあります。

食品: 緑茶、ダークチョコレート、ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー)、ブドウ

 

プロリン・リジン

エラスチン・コラーゲンの生成に不可欠なアミノ酸。

食品: 牛肉、豚肉に多く含まれるます。